2009年09月18日

村上春樹氏:「1Q84」を語る 単独インタビュー(2) 個人を二重に圧殺

村上春樹さん 小説「1Q84」の第3部執筆中 来夏出版毎日jp(毎日新聞)

★★★

村上春樹氏:「1Q84」を語る 単独インタビュー(2) 個人を二重に圧殺

 −−舞台の80年代は、大学紛争などで揺れた60〜70年代や、冷戦構造が崩壊した90年代に比べ、穏やかにも見える。全共闘世代の一人として「政治の季節」を経てきた作家は、なぜこの時期に注目したのか。

 「僕らの世代の精神史が大前提にあります。カウンターカルチャーや革命、マルクシズムが60年代後半から70年代初めに盛り上がって、それがつぶされ、分裂していきます。連合赤軍のようにより先鋭的な、暴力的な方向と、コミューン的な志向とに。そして連合赤軍事件で革命ムーブメントがつぶされた後は、エコロジーやニューエイジへ行くわけです。連合赤軍に行くべくして行ったと同じ意味合いで、オウム的なるものも生まれるべくして生まれたという認識があります。オウムそのものを描きたかったのではなく、われわれが今いる世界の中に、『箱の中の箱』のような、もう一つの違う現実を入れ込んだオウムの世界を、小説の中に描きたかった」

 −−『1Q84』では、人々はいつの間にか「1Q84年」の世界へ移っていく。そこには連合赤軍を思わせる「あけぼの」、オウムを思わせる「さきがけ」といった集団が登場する。

 「偶然の一致ですが、オウムが最初に道場を開いたのは84年です。60年代後半の理想主義がつぶされた後の80年代は、オイルショックとバブル崩壊の間に挟まれた時代であり、連合赤軍事件とオウムの間に挟まれた時代。非常に象徴的だと思う。そこには60年代後半にあった力が、マグマのように地下にあって、やがてはバブルという形になって出てくる。バブルは、はじけることによって結果的に戦後体制を壊してしまう。そうした破綻(はたん)へ向けて着々と布石がなされていたのが80年代です。理想主義がつぶされた後に、何を精神的な支柱にすべきかが分からなくなった。今もある混沌(こんとん)はその結果なんですよ」

 −−95年の地下鉄サリン事件の被害者らに取材し、『アンダーグラウンド』などのノンフィクションも書いた。今年2月のエルサレム賞授賞式での講演では、個人の魂と対立する「システム」について語った。

 「個人とシステムの対立、相克は、僕にとって常に最も重要なテーマです。システムはなくてはならないものだけど、人間を多くの面で非人間化していく。サリン事件で殺されたり傷を負わされたりした人も、オウムというシステムが個人を傷つけているわけです。同時に、実行犯たちもオウムというシステムの中で圧殺されている。そういう二重の圧殺の構造がとても怖いと思う。自分がどこまで自由であるかというのは、いつも考えていなくてはならないことです」

村上春樹氏:「1Q84」を語る 単独インタビュー(3止) 物語の「善き力」を

村上春樹さん 小説「1Q84」の第3部執筆中 来夏出版
「1Q84」が100万部突破6月9日

★★★

<酒井法子被告>「薬物というものに、自分の弱さで負けた」謝罪会見
<酒井法子被告>「薬物というものに、自分の弱さで負けた」謝罪会見

酒井被告 金欠病の真相
酒井被告の夫・高相被告が保釈 「全て私の責任」と謝罪

酒井被告すっぴんで出る!?500万円分割払いで16日保釈

★★★

松本潤が「彼氏にしたい俳優」でダントツの1位!血液型別ランキングでも大人気!
鈴木紗理奈が第1子妊娠「来年の春は家族3人」

クレヨンしんちゃん」作者不明、群馬の山で遭難か、クレヨンしんちゃん作者、臼井儀人さん失踪
ビッグNEWS!山P交際3か月!モデル・加賀美セイラと


posted by ぴかまま at 05:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 村上春樹『1Q84』
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。